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毎日毎晩酒びたり
いつもの仲間と夢かたり
どこにそんなお金があったんだろう?
誰かが持ってりゃそれでいい
今日は街へ出かけよう
キスの店がいい
うまい肴と
おやじの話
時間(とき)を忘れて
最終電車は赤い文字
路面電車の終わる道
宵の口さ まだまだ次がある
歩いて帰ればいいことさ
明日(あす)できることは明日(あした)やろ
そんな気分がいい
ゆっくり帰り道
ゆったり君の道
時計を止めて
「ごめん」とつぶやく男ひとり
「いいの」と微笑む女がひとり
足下から雨降る城下町
流れる川にそって進めば
橋を曲がって月の名所へ
目覚めは波の音
砂につつまれて
くじらの話
ふたりの時間(じかん)
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